アイロンをかけたあと、衣類の一部が光って見えることがあります。熱や圧力で表面の繊維が寝て光を反射している場合もあれば、摩耗や生地の変化が起きている場合もあり、見た目だけで原因を断定できません。強くこすったり、さらに高温で押さえたりする前に状態を確認しましょう。
テカリとスレ・変色の違い
テカリは、斜めから見たときに部分的に光って見える状態です。繊維表面の押しつぶれや摩擦が関係することがあります。スレは繊維が摩耗・毛羽立ち、表面の質感や色が変わった状態を指すことがあります。濃色のウールや制服、ズボンの膝・お尻などは、圧力や摩擦の影響が目立ちやすい素材・部位です。
ただし、色落ちや焦げ、樹脂加工の変化、別の物質の付着でも似た見え方になる場合があります。水拭きの後に白い跡が出た場合は、テカリとは異なる原因も考えられます。症状の違いは水拭き後に白い跡が残るケースも参考にしてください。
自宅でアイロンを当て直す前に
洗濯表示でアイロンの可否と温度を確認し、当て布の指定があれば守ります。素材によっては蒸気や熱で縮み、テカリが強くなり、接着芯やプリントが傷むことがあります。濡らした布で強くこする、ブラシで削る、スチームを近距離で長く当てるといった処理は避けてください。表示に沿って低温で手入れしても変化しない場合は、自己処理を止めます。
生地が薄くなっている、色が変わった、毛羽が抜けている、広範囲に光る場合は、繊維自体の損傷が疑われ、完全に元の状態へ戻せないこともあります。素材・加工と症状を伝えて、クリーニング店や衣類メーカーに相談しましょう。
