顧客満足とかほざく前に、タバコやめろ

先日、こんなニュースが流れてきました。

客数減が止まらない、「モスバーガー」の苦境
東洋経済

このニュースについては、永江一石さんがブログで詳しく分析されてますので、ぜひご一読ください。

モスバーガーはガラス張りの喫煙スペースで幼児がDQNママに強制受動喫煙させられている児童虐待を見ながら食べる店・・から学ぶ業績回復の決定的な手法

かいつまんで言うと、マクドナルドがV字回復してモスバーガーが業績不振なのは、マックが禁煙にして客数が伸びたのに対し、分煙しかしていないモスは客数が減り続けている、という話です。

これは本当にその通りだと思いました。

何故なら、ボクもたまにマクドナルドに行くのですが、業績不振と言われていた時代に比べても、店舗の内装や雰囲気は変わってないし、メニューも季節限定などはあるけど昔から変わらないメニューが主ですし、健康に配慮したメニューなどはなくジャンクフードの王道を行っており、お客が殺到するようなメニューは見当たらず、値段も以前と変わった様子はありません(ボクがマクドナルドでバイトしていた頃はハンバーガー80円とかのセールがありましたから、それに比べてむしろ高いぐらいです)

それでもマクドナルドがV字回復した要因は、どう考えても店舗を全面的に禁煙として、家族連れや煙草の臭いの中で食事したくない人が集まったからに違いありません。

喫煙者には分からないんでしょうけど、タバコの煙って、身体に悪いから吸わされたくないのはもちろん、とにかく臭いんですよ。

身体に悪くて臭い煙がもうもうと立ち込める中で食事するのを良しとするような非喫煙者なんて、どこにもいませんて。

もしいたら、その人は付き合いのある人が喫煙者なので我慢してるだけです。

ボクも若い頃は吸っていた時期もありましたが、その頃は喫煙率も今よりも高かったですし、受動喫煙なんて言葉自体ありませんでした。

それでもすっぱりやめてからは、もう二十年以上一本も吸っていませんし、むしろタバコの煙や臭いは嫌いになりました。

受動喫煙防止法は飲食店に対する規制なので、もちろんうちのような染み抜き屋には法律上は何ら関係のない話ではあるのですが、そもそも、なぜ今回の法の改正の話題で非喫煙者が積極的に主張するかというと、非喫煙者にとってタバコの煙や臭いは非常に不快で迷惑であり、受動喫煙は自身や家族の健康に関わる重大な懸念となるからです。

うちの娘、お陰様で今は症状も軽いんですが、喘息持ちなんですよね。

幸い、今は毎日薬を服用しているので抑えられているんですが、タバコの煙と毒は喘息の大敵なので、近くでタバコを吸うクズがいると、ボクの全身から黒いオーラが出るそうです(奥さん談)

とは言え、禁煙場所でない限り喫煙者に面と向かってタバコをやめろという権利はないですし、小さい子供の側でタバコを吸うようなクズに話が通じるとは思えませんので、心の中やネットで毒づくぐらいしか出来ません(笑)

顧客満足とかほざく前に、タバコやめろ

しつこいようですが、喫煙者にタバコをやめろという権利はボクにはありません。

ですが、お客様の大切なお品をお預かりする職業に従事する者としては、同じような業種の喫煙者の方に強く言いたいことがあります。

ボクもタバコを吸っていた時期があり、そしてやめたから分かったのですが、タバコ臭さって、吸ってる人間には分からないんですが、吸わない人間には耐えられないぐらいの不快な臭いなんですよね。

以前に取り引きのあった加工業者さんがあり、そこは着物を小売店から預かって、うちのような下請けの業者に加工出しをするのですが、預かる着物が悉く強烈にタバコ臭いんですよね。

最初はタバコを吸うお客さんが多いのかな?みたいに思ったんですが、よく考えたらそんなはずはないので、不思議に思ってたんですよ。

そんなある日、取り引きが始まって少ししてから先方の会社に赴くことがあったのですが、中に通されると驚愕の光景が目の前に広がっていました。その会社の社員は全員、お客様から預かった大切な着物が積まれた部屋で、もうもうと煙を出しながらタバコを吸っていたんです!

このような事をもし着物を預けたお客様が見たら、下手をすると賠償責任を求めて訴訟を起こされてしまう可能性だってあります。

それぐらい、タバコの臭いというのは非喫煙者には耐え難い臭いなんです。

これを感覚で判断するのは残念ながら喫煙者には無理です。

であれば、物理的にお預かり品にタバコの臭いがつかないように何らかの施策を行うしかないと思うんです。

タバコの臭いは水洗いすれば落とせるのですが、厄介なのは、着物は仕立てを解かないと水洗い出来ないのと、品物によっては水洗いが出来ないことがあるんです。

そんな着物にタバコの不快な臭いが付いていたとクレームが起きたら・・・、果たしてお客様にご納得いただけるような対処はできますか?

繰り返しになりますが、喫煙されている方にタバコをやめろという権利はボクにはありません。

ですが、やめられないまでもお客様からの預かり品に臭いが付くようなことがないようにするのは、大切なお品を預かる業種としてはごく当たり前のことではないでしょうか?

顧客満足とか気にする前に、その臭くて健康に害のあるタバコをやめるのが先決ですよ。

追伸

「時代は変わった」とか「時代の流れに取り残されるな」とか言ってるコンサルの人で未だにタバコ止めようとしない人って、何かのギャグなんでしょうかね?

プロフィール

栗田 裕史
栗田 裕史
1969年京都生まれ京都育ち。染色補正という裏方の業種の職人でありながら、BtoBからBtoCへ挑戦。全て自力でサイトを作り「なをし屋」という屋号で、表舞台へと出る。他店で直せない品物の依頼も多く、一年を超える期間のお預かりもある、変色したり黄ばんだりしたシミも直してしまう染み抜き屋です。「物」ではなくご依頼者様の「想い」を救いたいといつも思っています。【国家認定・一級染色補正技能士】【国家認定・京友禅(仕上げ部門)伝統工芸士】
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