本当はタダでないことを「無料」と言うのは止めにします

無料っていう謳い文句、商いの世界では見飽きるぐらい溢れています。

特に、ネット通販なんかでは送料無料っていうのが当然のようになってます。

一消費者としての立場では、誰でも無料という謳い文句は魅力を感じると思います。

かくいう当店も、サイトに「料金が1万円以上の場合、送料無料」と掲げてきました(返送料のみです)

無料って言う言葉は、「タダ」と言い換えられることもあります。

タダということは、普通に考えるとお金が発生しないという意味になりますよね。

でも、世の中の「無料」って、実はタダじゃないことがほとんどなんじゃないの?ってふと思ったんですよね。

例えば、うちも謳ってる「送料無料」、これって、無料じゃないですよね?

だって、ウチはちゃんと運送会社さんに送料支払ってますもん(笑)

ウチだけじゃなく、どこのお店や会社でもそのはず。

運送会社さんに配送をお願いして、ドライバーさんが集荷や配達をしてくれて、その分の料金を支払っています。

全然、無料でもタダでもないですよね?

なのに、集客のために無料を謳うのって、厳密に言えば「嘘」なんじゃないかな?って思いますし、運送会社さんが仕事してくれてることを無料と言ってしまうのは、なんか失礼なんじゃないかな?っていう思いもあります。

当店は、タダじゃ出来ないことを無料と言うのは止めにします

もしかしたら難しく考え過ぎなのかもしれませんが、やっぱりお金が発生していることを無料と言うのはちょっと違うかな?っていう思いが消えなくてモヤモヤするので、当店は、送料無料という謳い文句は止めにします。

それに替わって、「送料は当店負担」という文言に変えました。

他に当店が謳っている無料には「無料相談」というのがありますが、これはボクの手間と時間だけで現実にお金が発生していないので、とりあえず今後も続けて良いかな?と勝手に決めました(笑)

【独り言】

ウチはそうじゃないんですけど、同業他社さんで品物の往復送料無料、見積もりだけで返品でも送料無料を謳っている会社さんが何社かありますけど、それにかかったコストはどこに消えてるんでしょうか?いったい誰が負担・・・ゴニョゴニョ

着物の染み抜き事例

【夏着物に付いた不思議なシミ】

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夏物のお着物の衿の部分に、なにやらベッタリとシミが付いています。
どうやら水洗いしてハンガーで干していたら付いたとか。
ハンガーということはプラスティック?という予測から、樹脂を染み抜きするやり方で染み抜きすると、薄くなるがスッとは落ちません。
根気良くコツコツと時間をかけて染み抜きし、どうしても落ちきらなかったシミを秘伝の方法(笑)で染み抜き。

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見た目インクや染料にしか見えないので、事前の情報が無ければもっと苦労していたかもしれません。
皆さんが染み抜き屋さんに依頼される際も、情報は出来るだけ伝えられた方が、直せる確率も上がると思いますよ。

プロフィール

栗田 裕史
栗田 裕史
1969年京都生まれ京都育ち。染色補正という裏方の業種の職人でありながら、BtoBからBtoCへ挑戦。全て自力でサイトを作り「なをし屋」という屋号で、表舞台へと出る。他店で直せない品物の依頼も多く、一年を超える期間のお預かりもある、変色したり黄ばんだりしたシミも直してしまう染み抜き屋です。「物」ではなくご依頼者様の「想い」を救いたいといつも思っています。【国家認定・一級染色補正技能士】【国家認定・京友禅(仕上げ部門)伝統工芸士】
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