振袖の着物に付いた雨ジミの染み抜きとクリーニング

雨

振袖といえば、やはり成人式に着る方が多いですね。

今年は成人式の前日にとんでもないニュースがあったりで、良くも悪くも成人式の振袖着用について話題となりました。

その時に書いた記事がこちら⇨誰が着物を殺すのか?

成人式は、毎年1月の第二月曜が成人をお祝いする祝日として設定されています(以前は1月15日でした)

まぁ、真冬ですね。

で、成人式の日は、冬のさなかということもあり、場所によっては雪が降ったり、雪でなくても雨が降ったりということが結構多い日取りではあります(個人的には、日を変えたのならもっと暖かい日にすれば良いのに・・・と思っています)

そして、今年の成人式もやはり雨や雪が降った土地がありました。

雨の日にあまり着慣れない着物を着ていたらどうなるか?

そりゃあ、雨に濡れたり泥ハネが付いたりしますよね。

ハレの日に振袖を着て参加されたものの、大雨に降られて振袖がびしょ濡れになってしまったら、どうしたら良いのでしょうか?

雨の成分は水です(当たり前ですね)

なので、まずは慌てず騒がず余計なことは何もせず、着物を脱いだら着物用のハンガーなどに吊って、陽の当たらなくてなおかつ風通しの良い部屋で、そのまま自然乾燥させてください。

自然乾燥を終えても、着物には雨に濡れた跡が残っていると思います。これを直すのはやはりプロでないと困難ですので、信頼の置ける染み抜き屋さんなどに染み抜きとクリーニングを依頼しましょう。

その際には、雨に濡れたことなどをしっかりと伝えた方が、より確実だと思います。

ちゃんとしたお店であれば、適切なお手入れを提案してくれるはずです。

今回の事例ですが、そんな感じで成人式の日に振袖を着られて、雨に降られて濡れてしまったというシミです。

 

着物 雨ジミ 染み抜き前

 

大雨に降られて、お着物の全体に雨ジミがある状態でした。

これはこのまま放っておいても自然に消えることはありませんので、プロによる水を使った染み抜きが必要になります。

 

着物 雨ジミ 染み抜き後

 

このような状態になるまで、お着物の全体をコツコツ染み抜きいたしました。

プロフィール

栗田 裕史
栗田 裕史
1969年京都生まれ京都育ち。染色補正という裏方の業種の職人でありながら、BtoBからBtoCへ挑戦。全て自力でサイトを作り「なをし屋」という屋号で、表舞台へと出る。他店で直せない品物の依頼も多く、一年を超える期間のお預かりもある、変色したり黄ばんだりしたシミも直してしまう染み抜き屋です。「物」ではなくご依頼者様の「想い」を救いたいといつも思っています。【国家認定・一級染色補正技能士】【国家認定・京友禅(仕上げ部門)伝統工芸士】
LINEで送る
Pocket