紅型(びんがた)着物の変色シミの染み抜きとクリーニング

紅型(びんがた)っていう着物、ご存知ですか?

ボクも着物の歴史研究家ではないので、詳しくは知りません(笑)

大まかに言うと、琉球(沖縄)に古くから伝わる染の手法で作られた染め生地を紅型と呼ぶもので、型染めが多いようです。

そして、紅型が友禅染めなどの着物と大きく違う点が、柄の染めを染料ではなく顔料(大雑把に言うと絵の具の一種)で染めていることです。

顔料というのは染料のように生地に染まるわけではなく、生地に定着している、いわば乗っかっている状態ですので、擦ったりすると色落ちします。

特に、ベンジン等の石油系溶剤を使ってゴシゴシ擦ったりすると、あっと言う間に柄の色が滲んだり薄くなったりして、大変なことになります。

ですので、紅型を染み抜きする際は、プロの染み抜き屋でも細心の注意を払う必要があります。

紅型染の振袖に、いつ付いたかは分からない変色・黄変したシミがあります。

紅型着物 染み抜き前

変色・黄変したシミは有機溶剤を使っても変化しないので、基本的には最初から使わないのですが、「とりあえず、まずはベンジンで落としてみよう」と安易に染み抜きしてしまう染み抜き屋さんもいるので、この辺りは経験不足の人が紅型を扱うと悲惨な結果になりかねません。

琉球紅型 染み抜き後

柄の色にじみなどもなく、綺麗に染み抜き出来ました。

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