着物のシミの修正跡の染み抜きとクリーニング色修正

染み抜き屋さんは、全国に何人くらいいるんでしょうか?

ボクの仕事である染色補正(国家資格もあります)という業種ですと、組合に入っている人もいない人も含めてある程度の人数は分かるみたいですが、クリーニング屋さんやどこにも属していない染み抜き屋さんなんかも含めると、どれぐらいいるのかボクにも分かりません。

まぁ、全国に数百人、あるいはもっといると思います。

それぐらいの人数の染み抜きをする人がいるので、他の染み抜き屋さんがシミを修正した跡を直す仕事というのも時々あります。

ボクの業界では「地直し跡」とも言います。

この地直し跡、おそらく積極的にやりたいという人はいないと思います(笑)

何故かと言うと、自分以外の知らない人が触ったシミの跡って、どんな薬品を使ってどんな染み抜き方法で染み抜きしたか分からないんですよね。

それはつまり、不測の事態が起こる可能性が通常の染み抜きよりも高くなるというリスクがあるんです。

それだけでなく、単純に、他人がいじくり倒した修正跡は直すのが面倒大変というのがあります。

とはいえ、それを何とかするのがプロですから、仕事のより好みは出来ません。

ちょっとピンぼけで分かりにくいのですが、どこかの誰かがシミを抜いて色修正を行ったものの、色ムラなどがあって直りきっていない品物です。

このような場合、残ってシミも染み抜きした方が良いのですが、ここまでいじくり倒してあると、どんな薬品を使っているのかが分かりませんので、あまり深追いしない方が結果的に良いことを、熟練した染み抜き屋さんほど経験で知っています(要は、痛い目に遭ったことがあるいうことです)

修正された部分の余分な染料や、残っているかもしれない薬品をよーく洗い落として、出来るだけ元の状態になるようにコツコツ色修正を行っていきます。

とても地味な作業です(笑)

だいたい気にならない状態には直せたのではないかと思います。

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